インドネシアにビール祭りはある?
この国にはこの祝いがない
インドネシアはこのページのもう一方の端である。この種の催しは制度上そもそも居場所がない。二〇二四年大統領決定第八号が定める国民の祝日一覧にそれに類する日は一つもなく、酒類の調達・流通・販売は二〇一三年大統領規則第七十四号によって管理され、実施細則は商業大臣規則 20/M-DAG/PER/4/2014 である。国家の姿勢が最も明確に表れたのは二〇二一年三月二日で、ジョコ・ウィドド大統領はムルデカ宮殿で、インドネシア・ウラマー評議会、ナフダトゥル・ウラマー、ムハマディヤなどの宗教団体および各州・各地方からの意見を受け、二〇二一年大統領規則第十号のうち酒類産業への新規投資を開放する附属文書を撤回すると述べた。逆方向に動いているのはバリだけである。二〇二〇年一月二十九日施行の州知事規則第一号は、バリ固有の発酵・蒸留飲料(アラック、ブレム、トゥアック)を管理の枠組みに入れ、生産者に法的地位と生産基準、ブランド支援を与えた。州政府はのちに、二〇二一年大統領規則第十号によってこれら伝統飲料の産業許可と事業拡大の余地が開いたとも述べている。インドネシアでは同じ主題が、全国では締められ、一つの州では緩められている。
このテーマは何?
ドイツから持ち出された同じ祭りでも、行政がどこに立つかは国ごとに違う。ブラジルのブルメナウのオクトーバーフェストは市が主催し、会場そのものが市の機関一覧に載っている。中国の青島国際ビール祭りは市政府主催で、開催は十月ではなく七月から八月、起点は一九〇三年にドイツとイギリスの商人が青島に建てた醸造所である。アメリカのシンシナティは民間主催で、行政の役割は期限付きの酒類販売許可を出すことだけ、しかも私人の利益のためには出せないと明記されている。インドネシアでは酒類規制のため、この種の催しが制度上そもそも成立しない。
出典と日付
日付は現地の時間帯、暦、公式発表に基づきます。推定または地域差の表示がある場合は出典を確認してください。