インドではセール商戦をどう過ごす?
Big Billion Days
- 現地の日付
- 2026年9月23日–2026年10月2日
- いつ?
- 九月下旬から十月上旬の祭礼商戦期。日付は各電子商取引事業者が毎年みずから告知する。
インドの祭礼商戦には公式の日付がまったくない。Big Billion Days も Great Indian Festival もプラットフォーム自身の催しで、ディワリ前の購買期に合わせて毎年あらためて告知される。おおむね九月下旬から十月上旬に入る。インドが際立つのは値引きではなく画面のほうである。七つの市場のうち、値札ではなく画面のために規範を書いたのはインドだけだ。中央消費者保護庁は二〇二三年十一月三十日に「ダークパターンの防止および規制に関する指針」を発し、電子商取引分野の十三のダークパターンを名指しした。政府の公式資料が例として挙げるのは、費用を小出しに開示する手法、コンテンツを装った広告、偽りの切迫感である。上位法は二〇一九年消費者保護法で、その隣には二〇二〇年消費者保護(電子商取引)規則がある。二〇二五年五月二十八日にはニューデリーで連邦大臣が主宰する関係者会合が開かれ、Amazon、Flipkart、Swiggy、Zomato などを集めて、各社が自主監査を行いダークパターンを除去するよう指示した。他国の政府が問うのは「この値引きは本物か」である。インドはもう一つ問う。あのカウントダウン、勝手にカートに入った追加品、決済の最後の一歩で現れたあの手数料は、本物か。
このテーマは何?
買い物の祭りは、小売業が自分でつくり、国家があとから追いかけて規制した唯一の種類の祭りである。合衆国連邦法に「ブラックフライデー」という日はなく、あるのは感謝祭だけだ。中国では市場監督管理総局が毎年プラットフォームに通知を出し、値引きの比較基準を「直前七日間の最安成約価格」と法律で固定している。インドネシアの Harbolnas は貿易省が名を連ね、大臣自身がライブ配信で商品を売る。インドが規制するのは値引きではなく画面である。同じ日に同じ商品を買っても、返品できるか、何日以内か、送料は誰が持つかは、市場ごとにまったく違う。
出典と日付
日付は現地の時間帯、暦、公式発表に基づきます。推定または地域差の表示がある場合は出典を確認してください。