日本では環境の記念日をどう過ごす?
みどりの日
- 現地の日付
- 2027年5月4日
みどりの日は日本に十六ある国民の祝日の一つで、国民の祝日に関する法律(昭和二十三年法律第百七十八号)第二条に「五月四日 自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」と定められている。他の六か国と決定的に分かれるのは第三条の一文である。「国民の祝日は、休日とする」。ただしその由来は自然とは無関係だ。祝日法制定当初の天皇誕生日は昭和天皇の誕生日である四月二十九日だった。平成元年二月、皇位継承に伴う改正で天皇誕生日は十二月二十三日となり、四月二十九日は同じ年の改正でみどりの日と名を変えて祝日のまま残された。さらに平成十七年の改正により、平成十九年から四月二十九日は昭和の日となり、みどりの日はゴールデンウイークのなかの五月四日へ移された。内閣府は四月十五日から五月十四日までを「みどりの月間」とし、みどりの学術賞も設けている。
環境の日
- 現地の日付
- 2027年6月5日
同じ国のもう一つの環境の日は休日ではない。環境の日は六月五日で、根拠は環境基本法(平成五年法律第九十一号)第十条である。事業者及び国民の間に環境の保全についての関心と理解を深め、保全活動を行う意欲を高めるために環境の日を設けるとし、第二項で六月五日と定め、第三項は国及び地方公共団体に「環境の日の趣旨にふさわしい事業を実施するように努めなければならない」とだけ求める。努力義務であって、休みではない。環境省はこの日を含む六月を環境月間とし、令和八年度の取組は令和八年五月二十八日に大臣官房から公表された。日付そのものにも来歴がある。一九七二年六月五日からストックホルムで開かれた国連人間環境会議を記念して定められたもので、国連が六月五日を世界環境デーとしたのは日本の提案によるものである。台湾・インドネシア・ブラジルがそれぞれ用いる六月五日の出どころは、ここにある。
このテーマは何?
環境をめぐる記念日は、ほとんどの国で休日にならない。この七か国で唯一の例外が日本のみどりの日であり、しかもその成り立ちは環境とは関係がない。もとは四月二十九日の天皇誕生日、すなわち昭和天皇の誕生日であった。皇位継承に伴い天皇誕生日が十二月へ移ったあと、空いた四月二十九日は平成元年の改正でみどりの日と改称されて休日のまま残り、平成十九年からは五月四日へ移された。他の六か国は環境の日を法律・政令・人大の決定に書き込み、同じ条文のなかで休みにしないと定めている。
出典と日付
日付は現地の時間帯、暦、公式発表に基づきます。推定または地域差の表示がある場合は出典を確認してください。